無断欠勤をしたらエライ人に自宅突された話

タイトルの通りである、それ以上でもそれ以下でもない。

 

今日は仕事が16時から入っていたのだけれど16時になっても家の中におり、テキトーにYouTubeでM1の準々決を見て笑いながらも内心不安でゾワゾワしていた。自分が悪いことをしているという自覚は確かにあったのだが、「仕事行きたくねぇ~」がそれを上回った。

 

仕事に行きたくない理由は2つある。1つは1月で派遣元の会社を辞めるので派遣先に行ったところで誰に義理を果たすことにもならないこと。もう1つは会社の先輩に怒られることが増えたことだ。いや、怒られるくらいのことで行かないなんてどうかしてると思われるかもしれないが、俺は嫌だね。俺にとって価値が低い事柄でも相手にとっては価値が高い事柄だから失敗すると怒りが発生するのだろう。場の強者は俺の価値観などどうでもいいわけで~。いいやこんなこと書いても意味ねーや、本題に行くぞい。

 

電話が鳴るのはわかっていたのであらかじめ電源を落としインターホンにガムテープを張って音を聞こえにくくする対策を施した後、YouTubeを見ながらノホホンと過ごしていると、18時前だろうかいきなりインターホンが鳴った。モニターを覗くと誰かおる。スーツの上からコートを羽織った男性と思わしき人物が立っていた。内心焦りながらもしばらく様子を見てみた。以前NHKの委託業者が来たこともあり、それが再来した可能性や、家賃の口座振替をしていなかったことを問い詰められる可能性も捨てきれなかった。今更部屋の電気を消して気配を殺しているとそれでも何度も何度もインターホンが鳴る。これはNHKじゃない、賃貸の人間でもない。自分がインターホンを鳴らすことに明確な正義感を持っている押し方だ。となると会社の人間しかありえない。電気を消し、耳栓を詰めてベッドに入る、もう寝よう、向こうからはこの部屋に入ってこれないのだからいずれ帰るだろう、100回ならインターホン押してもいいぞ、押せるもんなら押してみろ。そう思い寝ようと心掛けているとそれでもインターホンは鳴り続ける。「残念でしとぅあ~何回鳴らしてもそのドアは開きましぇ~~~ん」そう思いながらベッドに潜り込んでいると予想外の声がドアの向こうから聞こえてきた。「○○く~~~~ん(俺の名前) 開ける気がないならこっちから開けるよ~~~」なんだって。その言葉の意味がわからなかった。その直後ドアが開いた。ドアの前にいたのは派遣先の会社の人間ではなく派遣元の会社の人間だった。しかもそこにはいつも世話になっているヤツの他にその管轄で最も偉いヤツが立っていた。

 

ドアを無理矢理鍵で開けられちゃったらもうコチラとしては低姿勢で行くしかないわけで、「すいやせんすいやせん」とテキトーに謝罪した。向こうの言い分としては俺は先週の木曜日まで無遅刻無欠勤で仕事ぶりはカスだが性格は買われていたため心配になった派遣先の上司が派遣元の会社に電話し、わざわざ名古屋から来たらしい、ご苦労なこった。

 

明日からどうするのと偉い人から言われ、明日からも出勤するつもりは全くないです!と高らかに宣言すると「そうか…」となり明日からはもう無断欠勤する必要もなくなり、制服は世話になっている兄ちゃんに渡して完全に初めて就職した会社での生活が終わった。

 

なんとなく親元に帰るのが嫌だったので岐阜を出るのを1月にしてしまったので、1月まではこのクソ寒いド田舎にいることになる。岐阜での生活は最低だったが、岐阜の星空は今まで過ごした場所で一番キレイだった。ちょっとポジって終わっとく以上。