就活奮闘記2(トゥー)

今日先ほど久しぶりにモンハンライズを触った。腕が鈍っているとかのたまうほど上手くはないのだがかなり操作を忘れていた。とりあえず追加されていたイベントクエストを終わらせた。ライズのすべてのクエストをクリアしているし、新しい武器を模索しなければこのゲームでできることはもうほとんどないと実感した。

 

就活生である俺がモンハンを触っているというのはどういうことなのかと言うと、終わる時が来たのかもしれないということだ。さて本題に入ろう。今日の朝10時頃電話がかかってきて面接を受けていた会社から内定が出たことを告げられた。就活しているときやそれ以前の俺は内定が出たときは嬉しくって仕方なくて何もかもから解放されると思っていたが、実際にはそうではなかった。内定が出たと知ったとき俺は嬉しさ半分不安半分といった感じだった。なぜかというとそれは受かった会社がハッキリ言って大したことないからだ。ネームバリューがああだこうだということではなく、給与体系や雇用形態がかなり微妙だと思う。

 

少し前までは「入る会社なんてどこでもいい、フリーターより好条件ならおけ」という感じの就活観だったのだけれど、いざ内定をもらった後になると「本当にここでいいのかよ」という不安がムクムクと湧き上がってきた。

 

ただ、これ以上就活を続けていけるほどの熱意は持ち合わせていない。嫌ですね~~期限までに履歴書送ったりわけわからん志望動機考えたり、「一貫性のある」キャリアプラン考えたり、スーツ着て革靴履いて知らんところに遠出したり、本当嫌ですね~~。だからここで終わるのが妥当なのかなというのが正直な感想だ。

 

そしてここで登場するのが親だ。母は今回内定出た会社に行くのをそれほど反対はしていない(内心もっとアッパーな就活をしてくれと願っていることはひしひしと伝わってくるが)一方父はいわゆる「良い」会社に入ってほしいらしく、もしかするともっと「良い」会社に入るまで就活を終わらせてくれないかもしれない。

 

では「良い」会社を受けに行くだけの時間があるのかというと、ここでさらに問題が発生する。今回内定を出した会社から来週には研修をやるから明日までにどうするのか連絡してくれと言われているのだ。内定ってこんなにホールドできないものだったっけ?

 

今置かれている状況を説明するとこんな感じだ。これから親が帰ってきてから相談することになるが、多分内定承諾することになるだろう。もうこれ以上キショイ茶番に付き合ってられないので。

 

どうして就活を「キショイ」と評価しているかというと、自分という人格の多くの部分が無用であったり無価値だと思われるモノで構成されていると考えている(それは何を用、何を価値と定義するかに依存しているのだけれど)、ところが就職活動では自分は有用であり採用するに足る人物であることを説明しなければならない。この乖離が俺を就職活動に向かわなくさせていた。そういうことなのだと思っている。

 

実際に今回就職活動を「真面目に」取り組んでいた時間は7月頭からの2週間ほどであった。2年以上逃避し続けた就職活動が2週間で終わったのだから今となってはなんだか拍子抜けしている。

 

ずっとずっとずっとずっとずっと志望動機を答えるのが嫌で嫌で嫌で嫌で仕方なかったが、最終面接の日の朝にふと思いついた。志望動機というのは会社に入る本当の理由を聞かれていないのではないか。そうではなく単なる「やる気の有無」を聞いているのではないか。その地点から逆算した言葉を発すれば良いのではないか。そう置換したとき少し楽になった。まぁ皆はかなり前に辿り着いていたかもしれない。

 

とまあ現状はこんな感じだ。結末がどうなるのかまだよくわからないが少なくともこの決断で死ぬことはないと思う。

 

Take it easy.