ハローワークに行ってきた話

はいどうもニートです。今日はハローワークに行ってきたのでそのことを振り返っていこうと思う。

 

昨日夜、母から突然明日ハローワークに行くように勧められる。天下無双のニートであるこの俺様が敗北者の末路ハローワークに行くということに納得できず数分苛立ちを隠せずにいたが、これもまた人生経験で面白いことの1つでもあるかもしれないと思いなおし母に従うことにした。

 

当日13時半、起床。実にカスの起床である。俺はつるおか(かものはし)というゲーム実況者のファンで就寝時に彼の動画を再生しながら眠りにつく癖があり、これをやることによって眠りにつきやすくはなるが、デメリットとして眠りが浅くなる傾向にある。このことはずいぶん前からわかっているのだけれどやめられない。俺の起床の遅さはここに起因している気がしている。

 

予定は16時半からなので3時間の余裕がある。つまりやることは1つ、youtubeを見る。こうして15時半になり、まだ何も食べていないのでオートミールとオートブランを混ぜて成分調整牛乳で流し込み、服を着替える。ここで問題が発生する。普段外出しないので長袖の服しかないが、今日は30度を超える暑さなのでさすがに長袖は勘弁したい。仕方なく半袖のシャツを着ると去年1年で太りすぎたため全然サイズが合わない。仕方ないのでシャツの上からスーツを着てごまかし出発だ。

 

ハローワークへと電車で向かう途中、学校帰りの高校生と思わしき集団に遭遇。俺は近くの怖いものなし集団から「アイツ太り過ぎじゃね?www」「スーツパンパンなんですけどwww」と茶化されないか不安であったが幸いにもそのような事態には陥らず、無事目的の駅まで到着。

 

駅に着いたは良いものの、駅の出口を間違えてしまい、結果炎天下数十分徒歩することとなり、この最悪の事態の首謀者である母親に苛立っていた。

 

グーグル大先生のお力添えでようやく目的地に到着した。かなり立派な建物でとても社会不適合者のためにある建物とは思えない。しばらく人の流れを観察しているとかなりマトモそうな人ばかりが建物を出入りしているようだ。ハローワークにいるような人間は歯が全部なくて、乳首が見えているような格好の男ばかりいると思っていただけに意外だった。この理由は建物内にはハローワークだけでなく、最上階には労働局があるらしく、このTHEマトモ人間ズはどうやらここの所属だとわかった。

 

母と待ち合わせの時間までまだ余裕があったので近くのセブンイレブンに入店。コロナウイルスの影響でイートインスペースが使用不可になっている。ヒキニートの自分としてはコロナウイルスによって店内が変化している様を目の当たりにするのは久しぶりだったので少し面白かった。店内に並んだ雑誌の表紙の女優が吉岡里穂だと思い出すまで少し時間がかかった。自分が世俗と離れた暮らしをしていることを実感する。

 

その後しばらくして母が到着したのでハローワーク内の新卒を扱っている階へと上がる。辺りを見回すと大抵の人間は私服で来ているし、誰も保護者同伴ではないので俺一人だけ小学校の参観日のようなこっぱずかしい気分だ。受付に行くとすぐこの看板が目に留まり、キッショと何十回か連呼した。

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その後受付から自分の状況を説明するための用紙を渡された。

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この記載例が特にキショイ、なんやねん明日 勇気(アシタ ユウキ)って。今の貴方達には希望なぞ到底見えないでしょうが私たちと相談することで勇気をもって明日を迎えられるようになりますよってこと???いーーーーやキショキショキショキショオオオオオオオオオオ!!!

 

このキッショイ明日 勇気(アシタ ユウキ)君の記載例に倣って指定された用紙に書くべきことを記入し、相談の順番が回ってくるのを母と待った。

 

相談の順番が回ってきた。指定された席に着くと、物腰柔らかそうなおばちゃんが向こうに座っていた。俺はまず自分がどのような状況にいるのかを説明しなければならなかったが、今日の俺はやりたくないことをやらされている不快感と炎天下の中歩かなければならなかった苛立ちとハローワークという建物のキショさで誠実に答えてあげようという気分では全くなかった。

 

そんなわけで俺はいつもここに書いているようなひねくれたことを一通り言ってみた。

①親に生かされている奴隷である以上、就活という親の望む行いに否応なしに参加しなければならない。

②大学時代遊びでゲームしかやっていない。頑張ったことなど何一つない。

③志望動機などない。より金くれてより楽な仕事ならなんでもいい。

④受かるために自分自身を取り繕うつもりもない。これは信教の自由だ。

こんなことを言ってると終始困ったといった感じだった。当たり前だ、こっちはお前を困らせるためにあえて就活というゲームの外から物申しているのだから。おばちゃんは苦し紛れに「あなたホームレスになってもいいの?」と聞いてきたが反射で「はい大丈夫です」と答えたときはかなり驚いていた。途中から俺の中ではおばちゃんをビビらせるゲームが始まっていた。「あなたの強みは何?」と聞かれたときは「強みの定義をまず教えてもらってもいいですかね?」と中学生みたいなからかいをしていた。それでもおばちゃんは折れず、結局また今度会って自己分析をすることになった。おばちゃんけっこう凄いね。やるじゃん。

 

相談終了後、母と合流し近くのGUで半袖のTシャツとズボンを買って帰宅した。帰宅後父に「母に言われないと何もしないなんてみっともない人間だな!」とたしなめられた。

 

これにムカついた俺は以下の返しを思いついた。

俺「桃」

家族「は?」

俺「俺が「桃」という前に「桃」と言わないなんてみっともない人間やな!」

こんな返しを思いついたが口にすると火に油を注ぐだけなのでやめておいた。

 

本日の成果、特になし。

今日はハローワークに行った日改め、GUで服を買った日になりましたとさ。